草間彌生作品だけが展示される個人美術館
新美の巨人で紹介されてましたね。今年の3月で91歳となる草間彌生さん。その元気パワーを吸収すべく草間彌生美術館へ。作家本人が設立した個人美術館です。
企画展のテーマは【我々の見たこともない幻想の幻とはこの素晴らしさである】とのこと。いったいどんな幻想をみることができるのでしょうか。
日本初公開の作品だけでなく、なんと世界初公開の作品も公開される展示会とのことで、これは行くしかないです。
アトラクションのような楽しい展示がお迎え
入館後にまず驚くのがエレベータ。
さすが【水玉の女王】と言われる草間彌生さん。鏡の効果で無限に広がる赤い水玉に囲まれながら展示階へ向かいます。
最初の展示は企画展のフライヤーのメインビジュアルである映像のインスタレーション。映像作品は草間彌生さん本人が歌っている映像を見ることができます。
もちろんただ歌っている訳ではなく、水玉や無限に広がる水玉模様が映像として映し出されます。左右が鏡となっているため、画面に近づき左右を覗き込むと無限の空間広が…
展示室の壁には歌詞があります。読んでから聴くのも良い。最初は聴きとることができませんでしたが、数回聴くと不思議と言語を理解することができるようになります。最初は英語だと思ってたら日本語でした。歌詞も素晴らしいのでぜひチェックを。
🌠プラネタリウム🌠のような光の空間にウットリ
草間彌生美術館は事前予約制のため、それほど混み合うことはないのです。今回初めて行列を見ました。とは言っても10名ほどですが。
ドアのある銀箱があってその前に行列ができています。ドアを開けて入るとそこには…
次は水玉のような電球が吊るしてある鏡の部屋です。一回あたり2分間独占できます。
暗くなったり明るくなったり点滅を繰り替えし魂が光放って消えてゆくよう。今回のために館内で制作されたものとのことで必見です。
🌻ひまわり🌻シールや造花を好きなところに貼ろう
草間彌生さんが見ているであろう幻覚を実際に再現した展示作品があります。
一面白く塗られたワンルームの部屋にひまわりのシールもしくは造花を持って入り好きな場所にはる参加型の最新プロジェクトです。
会期終盤には無限に広がるひまわり畑を見ることができることでしょう。シールが可愛くって商品化して欲しいなぁと思います。
展示のシメは🎃かぼちゃ🎃と思いきや…
屋上が最終展示スペースとなります。新宿を見渡せるので天気が良い日がお勧めです。
かぼちゃの作品がないので最後かな…と思ったら花でした…
ひまわりが部屋を覆い尽くす展示作品と関連してるのでしょうか。かぼちゃ好きの方は残念。
次回の企画展ではかぼちゃが登場するかもしれません。その時までのお楽しみですね。
美術館情報🎃事前に日時予約が必要🎃
コロナ以前から完全予約制の美術館です。必ず公式サイトからチケット予約をしましょう!
会期:2020年7月30日(木)~ 2021年3月29日(月)
開館日:木・金・土・日・月曜日および国民の祝日
休館日:火・水曜日、年末年始の休館:2020年12月28日(月)~ 2021年1月7日(木)
開館時間:11:00〜17:30
観覧料:一般 1,100円(税込) 小中高生 600円(税込)
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