日本では10年ぶりとなる個展が東京都現代美術館で開催!
「オラファー・エリアソンときに川は橋になる」という企画展がリニューアルされた東京都現代美術館でやっと始まりましたね。本来は2020年3月14日から6月14日までの展示会なのですがコロナの影響で開催が延期となっておりました。
日本では10年ぶりとなる個展となのですが、別の話題で有名になっていたような気がします。
ご覧になった方も多いと思いますが、読売新聞が美術館女子というAKB48メンバーを全面に美術作品の前で「映える」撮影した企画記事で話題になっていました。
作品が脇役の様に撮影されて話題なった場所は東京都現代美術館でした。残念ながら現在はその特設ページは見ることができなくなっています。
オラファー・エリアソンとは一体どの様な作家なのだろうか?
話が逸れてしまいました…
今回、個展を開催するオラファー・エリアソンは環境問題を可視化、あるいは光や水、霧などの自然環境を新しい知覚体験として再現する作品で評価されているデンマーク出身の作家です。
宇宙や自然、環境問題を実体験できるインスタレーションは美術館で見るべき作家の一人ではないでしょうか。
何回も楽しめるインスタレーションに目を惹かれる…
会場に入場すると目の前に2メートル以上もある氷河を利用したドローイング作品が温かく招き入れてくれます。見る人を包み込むような優しさを感じながら次の展示室へ向かうと…
太陽の様に輝く大きなミラーボールがみえてきます。
展示スペースをクルクル回転しています。中から発する光が壁や我々を照らし、あたかも万華鏡の中にいる様な不思議な空間で、いつまでも見ていても飽きません。
あぁずっとこのまま座って見てみたいと椅子を探しますがご覧の通り設置されておりませんので悪しからず。
10年間気象変化が写真で見ることができる溶ける氷河のシリーズなどの作品も良いですが、やはり美術館でしか見ることができない作品に注目してしまいます。
その中でも一番オススメのものが初期の代表作の《ビューティー》という作品です。
展示ルームに入るとシャワーの様なサーーといった音が聞こえてきます。
暗闇の真ん中を見るとミストが発生しており、角度によっては目の前に綺麗な虹が見えるというインスタレーション。こちらの作品は近づいたり、触ったり、虹の真ん中を通ることもできる体験型の作品です。
学校の校庭に設置していたスプリンクラーで見た虹を思い出してしまいました…
参加人数を限定した体験型展示あり!開館と同時に整理券をゲットしよう
まずは入館したら《サンライト・グラフィティ》の展示スペースまで進み、整理券を入手することをお勧めしいたします。
1日あたり30組(60人)限定で体感できるインスタレーションです。ひまわりの形をしている携帯式ソーラーライト「リトルサン」を利用し展示スペースの壁にドローイングすることができます。
見ることはいつでも可能なのですが、自分で体験したいという方は平日が狙い目です。
オフィシャルサイトで予習・復習して作品の理解を深めよう
オラファーエリアソンの英語サイトとなりますが、本展の説明や写真、動画など数多く紹介されています。展示会へ行く前の予習や行った後の余韻を楽しみたい方は是非ご覧ください。写真を見るだけでもオススメです!
展示会公式サイト・概要
会期:2020年6月9日(火)から9月27日(日)
休館日:月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日、9月23日
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
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