様々な表情の肖像画が迎える🎨個展テーマは《Stupid》
バンビナートギャラリーで開催中の内田京平さんの個展タイトルは「stupid」無感覚な、退屈な、といった意味合いでしょうか。
独自のスタイルにファンとなり、縁があれば最新作をお迎えしたいと思っていました。今回は作品をお迎えすべく個展初日に扉を叩きます。
初日にもかかわらず、展示作品13点中なんと11点が売約済みとなっておりました😍前回の個展同様に大人気ですね。今後が楽しみな作家の一人です。
余白のバランスが堪らない…
キャンバスに描かれているのは丁寧に描かれた顔とペンの輪郭、そして余白…
顔はリアルに油彩で表現されていますが、髪の毛など体の一部はマーカーによる線画で構成されています。絶妙な間が描かれている作品たちに心奪われてしまいました🤗
作品に垣間見れる点の置き方、線画の止め方は日本文化ではないでしょうか。リウーファン作品のようにも感じ取れます。
キャンバスは下地の色むき出しっぽいし「未完成作品を展示するなよ」とツッコミ入れたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが…
楕円キャンバスのシリーズがグッときた🤗
ギャラリーに入ると左側に楕円キャンバスの肖像画シリーズがあります。これは!と感じて1点お迎えいたしました😍 作品とは一期一会と思い即決です。
作家とお会いできたら、今後の展開や作品を描いた思いなどお伺いできるといいなぁと思います。それまでは自分なりの解釈で楽しもうかな…
調べてみると作品コンセプトはギャラリーページに公開されていました。なるほど!
これまで、古典絵画と洞窟壁画、西洋絵画と原初のシンプルな線刻、幾何学模様などを組み合わせることで、現代のエッセンスを抽出しようと試みています。ユーモアさと威厳性が共存した絵画によって生まれる可笑しみを表したいと考えています。
引用:Bambinart Gallery 内藤京平 コメントより
真面目な作品だけではない!クスッと笑える作品もある
今回もありましたよ。ユーモアのある作品たち。
牛の線刻に空手チョップしている作品《chop》、パイプのような長い太巻きをくわえている恵方巻の作品《eho-maki》火山かと思ったら…など、鑑賞していてとても楽しい個展となっておりました。
ぜひ現物にて確かめていただければと思います。
ギャラリー情報
会期初日が土曜日という珍しいスペース。有給取得せず初日に伺えるためサラリーマンには行きやすく、お勧めのギャラリーです!
会期:2019年10月24日(土)~ 11月08日(日)
時間:12:00~19:00 (月・火休廊)
会場:Bambinart Gallery(バンビナートギャラリー)
住所:東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 B107
電話番号:03-6240-1973
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