卒業終了制作展でうっとりしたインスタレーション
きっかけは東京芸術大学で開催されたインスタレーションでした。六道を模した鯨が海遊する幻想的な空間演出にうっとり。
会場には作品ごとに六道の解説書があり、より一層楽しむことができました。
作家名が気になりを確認すると【山田勇魚(いさな)】=【 鯨 】作品を作成するための芸名ではなく本名であった。これは偶然なのだろうか。
参考までに「六道」は仏教画で取り上げることがあるので理解するのは良い機会かもしれません。
どんなコンセプトで制作をする作家なのだろうか
主に樹脂や古道具を素材として扱う立体造形作家。古くなった道具に魂が宿るとされる民間伝承「付喪神(つくもがみ)」をテーマにしたジャンクアートや、沈没船がクジラの姿となって母港に帰る姿を表現した樹脂注型作品を制作している。
引用:藝を育むまち同好会WEB http://geiikukai.com/isanayamada/
ジオラマや多少グロテスクな付喪神シリーズを作成されていたようで、クジラの中で珊瑚砂の上にそっと眠る朽ちた零戦や戦艦などの表現は流石です。
六道の作品にまた会える!
画像や動画でも作品を見ることはできますが、現物をどうしても見たくなっていた時に新宿にあるアートコンプレックスセンター(A.C.T)でのグループ展にて再公開されるとの情報があり居てもたっても居られず。
ギャラリーで公開されるということは販売もされるということです。初日に伺うことができました。
6体を全て購入される方がいらしたらいいなぁ…と思っていましたが、当時は叶わなかったようです。後日、数人のグループでサークル購入されたことを知ってほっと安心。数年前の個展では六道の貸し出しがあったようで卒展のような展示で見ることができました。
魅力的な作品をお迎えしてみたい…
あまりにも素敵な作品は手に入れたくなるのがアート作品の魅惑。今後もウォッチして行きたい作家の一人です。
最近では同世代と思われる作家とのトークをライブ配信しております。制作工程も垣間見れてとても面白いので一聴をおすすめします。
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